自分の気持ちってうまく言葉にできないものです。また、気持ちばかりが先走って「いつ」「どうして」「そうなったのか」を時系列を正しく人に伝えるのはとても困難なことではないでしょうか。 私自身もそうです。そして、「話す」という作業が苦手な息子には小さいころから本当に困りました。 「彼のことをわかってあげたい私」と「自分のことをわかってほしい息子」の心は同じ方向を向いているのに、うまく相手に伝えることができない。そのもどかしさから私は言葉の数が増え質問攻めになり、彼は伝わっていないことを感じて話さなくなる・・・こんな繰り返しでしたし、お互いの調子が悪ければ今でも同じです。 そんな時に私は「メモに徹する」ためにシートを作ります。あらかじめ質問事項を書きだし、彼から見てもわかるように図や表でメモをしていくのです。メモに徹する分私の言葉は減りますし、彼は自分が言った言葉がうまく伝わっているかの確認ができます。 相手のことを思えばこそ「目を見て話さない」ということが必要な時もあるんです。 画像にサンプルを載せました。大学生活に行き詰っている彼が相談室や病院に持っていくために作ったものです。参考にしてくださいね。
