~はじめに~
我が子の能力をすべて否定する親が世の中にいるのでしょうか?
逆に、我が子の能力をすべて肯定できる親が世の中に何人いるのでしょうか?
どんな障碍を持っていようと、伸びない能力もあれば伸びる能力もあります。
また、伸びる能力をより伸ばすことによって、伸びないと考えられていた能力の
底上げが可能な場合もあります。
現在、障碍者に対し薬物療法や療育など様々な働きかけがあります。
私どもはその一つとして「 学力を伸ばす 」ことをお勧めします。
それは学校での成績の話ではなく
日常生活に支障をきたさない程度の学力」を身につけることです。
それによって不安が軽減されたり、自己表現能力が高まったり、
会話がスムーズになったりと変化が現れ、
問題行動がおさまる場合もあります。
また、
障碍の診断をされていないが、学力に問題や不安のあるお子様への働きかけもしております。
それは、
知的障碍がない ( IQ70以上 ) とされる子供でも、
働きかけを続けなければ IQ はどんどん下ってしまう可能性があるからです。
* 日常生活に支障をきたさない程度の学力の目安
● 読み
新聞、広報、説明書が読める程度
● 書き
申請書が書ける程度
( 名前、住所など漢字で書くことができる )
● そろばん
買い物( 収入に見合う支出 )ができる程度
( 目安としては小学4年生程度とされています。 )


主な発達障碍
自閉症スペクトラム
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アスペルガー症候群(知的障碍がない場合使われることが多い)
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レット症候群
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小児期崩壊性障害
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特定不能の広汎性発達障害
注意欠陥多動性症候群(AD/HD)
学習障害(LD)
トゥレット症候群
吃音症
診断名が学習の躓きの解決の糸口となる場合があります。当塾では診断等は致しませんが、参考にさせて頂く場合がございますことをご了承ください。
「障害」「障がい」「障碍」と様々な表記があるように、医学的・法的・社会通念的という観点が違えば意味や内容も違ってきます。私どもは、社会で生きていくのが困難であれば「障碍」といえると考えます。そして、それを「個性」ととらえるためには本人や家族の「努力」だけでなく「工夫」も必要なのではないでしょうか。
